ないものねだいありー

気づけば中堅社会人になった、30代中盤社会人の内なる思考をこぼしていきます。読書メモ多め。グロービスMBA修了。

1/16 読書メモ:星野リゾートの教科書

こちらも転職先の教科書として。星野リゾートじゃないけど。

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

 

 

タイトルを読むと、サービス業に特化した書籍に見えるが、内容は全くそんなことはない。

「経営の教科書」に足る書籍をどのように選び、どのように活用するかということがまず書かれ、その後具体的にどのような教科書をどのように星野リゾートの経営に生かしてきているか、ということが書かれている。

 

個人的には、「教科書を決めたら、それを熟読し、一から十まで徹底して実践する。つまみ食いではダメ」という趣旨の内容が刺さった。

速読、多読だと、エッセンスを抽出するにとどまる。そういう読み方が大事な時もあるが、それだけではなくしゃぶり尽くすように読み、徹底して実行するというのも大事だ。

 

これを今の自分に生かすなら、カーネギーの「人を動かす」だろう。自分一人で実践できるし、セッションを受けている今こほまさに活用にうってつけのタイミングである。最近だいぶ板についてはきたけど、まだまだ。

書いてるそばから、舌打ちをしてしまった。不平不満を言わない!

 

ということです明日から「人を動かす」を再読しよう。一個ずつ、無意識に実践できるように吸収しよう。

自己変革、だ。

 

1/16 殻を破り、多彩なコミュニケーションを獲得する

今日はデールカーネギーレーニングの9回目。

大幅遅刻をしていったけど、それでも諦めず参加して良かった。

 

タイトルの通り、今日のメインは「殻を破る」。まあこれまでも度々そういうコンセプトでセッションをこなしてきたものの、今日のは特に極端。ひたすら芝居をこなすような感じのセッションだった。

はっきりいって自分はこういうのが苦手。だが、一方で、どこかでもう少しこういう「演じる」練習をしたいなと、どこかで思っていた。将来リーダーとして振る舞う上で、立ち居振る舞いや発声を鍛えたいなと思っていたので。

 

今日は自分の番が来るまでに、マインドセットを心がけた。目を見ることだけは意識する、躊躇しない、そして自分は劇団員だという思い込み。

これをしたことで、今までよりもだいぶ恥ずかしさを捨て去ることはできたなと実感する。少しだけ余裕もあったし。ただ賞をもらえなかったので、やはりそういうスキルは今後鍛える必要があるんだろうなあ…とも思う。

 

人前で話すことに対する苦手意識をなくすため、立ち居振る舞いについて自分の中で拠り所になるものを持つ。

このセッションが、一つの自信にはなったかな。あと3回、サボらずがんばろう。

1/11 転職することを周りに伝え始めたら少し楽になった

タイトルのまんま。

年明け早々休んでいた上司が復帰し、同僚と業務上必要なごく一部の人に対して、転職することを伝える。

何回かこなして、だんだん慣れてきたし、周りの反応も結構受け入れてくれる感じで、少しずつ気が楽になってきた。

この数日、知っている人からの見え方を気にして変に緊張していたけど、いい意味で強い引き止めにも合わなかったし(今の所)、残りの期間自分がやるべき仕事に集中できる気持ちが整ってきた。

転職を伝えてから退職するまでの期間が一番大変という記事を読んだことがあるけど、自分の場合はそこまででもなさそう。

 

さてこうなってくると、残り2ヶ月間をいかに過ごすかが大事になってくる。

業務面では、とにかくできるだけのことを引き継いでいくこと。自分がやった仕事、これまでの経緯など自分にしか知り得ない情報をできるだけ明文化していくことと、後輩に自分のノウハウやスキルを叩き込んでいくこと。

人間関係面では、お世話になった人中心にしっかりと退職の意向とこれまでの感謝を伝え、できるだけ多くの人と時間を過ごすこと。送別会、と自分で言うのもなんだけど、できるだけいろんな人とやりたい。

そして、新しいところできちんとスタートダッシュを切れるように準備をしておくこと。教科書というと大げさだけど、少なくとも関連する情報や書籍はきちんと集めてインプットしておきたい。

 

特別な意味を持つ2ヶ月間。

やることやらないことをきちんと決めて、大事に過ごそう。

 

1/10 読書メモ:「ランチェスターNo.1理論」

転職先の教科書として、2冊目を読了。

世界一やさしいイラスト図解版! ランチェスターNo.1理論

世界一やさしいイラスト図解版! ランチェスターNo.1理論

 

いやいやとてもわかりやすい本だったし、生き方について色々と考えさせられる本だった。本当のランチェスター理論はもっと奥が深いんだろうけれど。

このNo.1理論というのは、小粒のプレイヤーがある程度生きられるような構造の業界であれば、どの業界にも適用できる気がする。つまり、事業経済性や業界の構造的な競争要因の支配を免れた領域においては、その中でNo.1を取ることで弱者でも輝くことができるということ(もっとも、ある戦略グループを切り出したときに、その中でNo.1を取るためには、結局その戦略グループが属する業界の競争要因に則らないといけないのだが)。

そのための戦い方をあれこれと書いており、分かりやすく有益な本だった。

 

そして、後半は「凡人が人生で輝くためには一点集中しかない!」という理論。これまた、なるほどという感じ。

今年の行動原則に「選択、捨象、集中」を掲げたのは、実はこれを読んだから。良くも悪くも器用貧乏になりがちな自分、今年は転職して大きく仕事を変えるので、その中で自分の拠り所とする強みはどこと定義するのか?これを、3月までに明文化したいと思う。

そして、4月以降新たに集中すべき軸を自分で定義して、行動しようと思う。

 

実践、実践。

 

 

1/8 ビール業界の展望

最近毎朝Googleアラートクラフトビールにまつわるニュースを取得している。

そのほとんどが、新しいビアバーや限定ビールの発売に関するものだが、中には面白い記事が配信されることもある。その一つがこれ。

ビール業界に大逆風、市場縮小・酒税変更でも生き残るのはどこか | 週刊ダイヤモンド特集セレクション | ダイヤモンド・オンライン

 

これを読んで記載したこと。NPより以下転載。Likeがそこそこついてよかった。

まあ常々言われている話。

既存の市場全体が縮小しているんだから、ビール系3ジャンルの中で「次はどれが」という議論をしても意味ない。


例えば私の周りでも特に20代・30代は、一杯目すらビールを頼まない人が増えており「乾杯市場」でビールのシェアが落ちつつあるのを実感している。

「とりあえずビール」が浸透している日本の市場において、シェアのほぼ全てを占めるピルスナータイプのビールは、キレやのどごしに強みがある代わりに味が淡白でお腹に溜まるので、他の飲料に比べて2杯目3杯目に向かない(と認識されている)。だから1杯目にビールを頼まなかった人が2杯目以降にビールを頼む可能性はほぼ皆無だし、1杯目にビールを頼んだ人もそのうち他の飲料に移行していくのは避けられない。

この中でビール系飲料が復活するためには「ビールを今まで頼まない人でも飲んでみたいと思えるビール」か「2杯目3杯目以降も継続して飲み続けたいと思えるビール」にビールそのものが変わらないといけない。例えば前者は口当たり軽くフルーティで飲みやすいものだったり、後者はワインのフルボディに勝るとも劣らないパンチの効いた味のするものだったりするだろう。

あくまで自分の周りの事例から考えた想像だが、一例としてこういう消費者の嗜好の変化に応えるものを提案し、ビールそのものの意味づけを変えていかないと、ビール市場の再興盛は実現しないだろう。

そういう意味で、キリンのクラフトビールへ注力するという戦略は先が明るいと思う。