この一週間で思考したことを書き留めておく。
どんな経営観を持つか
経営者が持つ経営観にはいくつかのパターンがありそう。
- 圧倒的成長志向型(とにかくリスクを取って圧倒的な成長を志向する。ベンチャー創業者・起業家に多い)
- 変革再成長志向型(停滞していた組織に変革を促し、新たな成長の道筋を立てることを志向する。大企業に多い)
- ゴーイングコンサーン型(長く継続することをまず重要視したうえで成長を志向。ゼロリスク志向とは異なる。ファミリービジネスに多い)
綺麗にどれと分けられるわけはないし、他のパターンもあると思う。現実的には、現状維持志向型、ゾンビ志向型とかもありそう・・・
ただ、優れた経営者と評される経営者は、明確な経営観を持っていて、それに則って一貫性のある経営を行っていそう。
経営者の話を聞く機会があれば、この人はどんな経営観をもって経営しているのか?ということを考えながら聞いても面白そうだ。
「やりたい」を描くビジョン創造力と「やる」を決める経営判断力は異なるスキル
前者は、Will/Wantを描く力。資質的な側面もあり、明確かつ魅力的なビジョンを持つ人には、周囲の人にはワクワクしてついていきたくなる。強いリーダーの重要な資質。
対して後者は、Should/Must/Can/Can'tを考慮して、最終的に何をするか=Doを判断する力。明確な違いとしては、Doには責任が付随する。より「経営」の仕事なのだと思う。そういえばCEOのEはExecutive=実行・執行の意味。そういうことだ。
こうして整理すると、前者は後者に包含されるスキルだし、自分は後者のDoを決められる人間になりたいのだなあと感じる。
自分よりも得意な人がいそうなWill/Wantは、人に委ねるというのもあるのかもしれない。もちろん自分の内発動機=Will/Wantも磨いていきながら。
エフェクチュエーションはRVBの新しい見方
最近インプットしているエフェクチュエーションという概念。
手中の鳥、レモネードなどユニークな原則があるが、本質は「コントロール可能なリソースを展開して予期せぬ結果も含む成長を生むための思考プロセス」といったところかと思う。
ポーターに代表されるSCP派とは対比的なRVB派の新たな見方と捉えると、色々と整理して受け止めやすそうだと感じる。
個人的には「許容可能な損失の原則」が大きな肝となりそうだと感じている。読み進めたらまた感想を記載する。
思考の外部化はスッキリする。
今週もインプットに勤しもう。