11月にリニューアルオープンした渋谷PARCO。
体験型の施設に生まれ変わっていると聞き、視察してみた。結論、たしかに楽しかったし面白かった。
・フロアがカテゴリではなく明確なコンセプトで区切られている。例えばB1Fレストラン街は"chaos kitchen"。テクノロジーを駆使した店からゲテモノ取扱店まで、文字通りカオスな店チョイス。楽しい。
・一番盛り上がってきたのは6F"cyber space SHIBUYA"。日本の誇るゲーム・マンガブランドが一箇所に集中。ポケモンと任天堂のブランド力は別格だが、ジャンルを問わないごちゃついている空間がなんとも言えないワクワク感を醸し出している。これはブランドづくりの参考になりそう。
・ARが体験できるブースもあり、等身大以上の案内型タッチパネルもあり、あとTVでやっていた限りでは店頭在庫を持っていない店もあり、各ショップとも"魅せる"チャネルとしてフル活用していた。
・体験価値は凄かったが、一方で最初の盛り上がりが一段落したあとが本当の勝負だなと感じた。結局この店、あるいはPARCO全体で売上が上がらないといけないが、この旗艦店で向上した価値を果たして他のPARCOに波及することができるのか。現状のままだと難しいと思うので、これからPARCOというブランドがどう変わるかよく見ておきたいところ。体験は目的ではなくあくまで手段。