ないものねだいありー

気づけば中堅社会人になった、30代中盤社会人の内なる思考をこぼしていきます。読書メモ多め。グロービスMBA修了。

11/4 勉強するべきこと

最近生活リズムが整ってきて時間が作れるようになってきたことと、仕事に慣れて課題意識が芽生えてきたことで、勉強意欲がだいぶ復活してきていている。
作ろうと思えば、コンスタントに平日一日1時間程度は時間を作れそうな感じである。それでいて、睡眠は6時間確保できるというのだから、まあ家が職場に近いことは正義だ。

 

とはいえ潤沢と言えるほどではもちろんないので、計画立ててこの時間は使わないとあっという間になくなってしまう。
実際、最近は行き当たりばったりあれこれと勉強していて、蓄積ができていないような気がしているなあ。

 

勉強の計画を立てる上で、こういうことを日々勉強したほうがいいな、と目星をつけている分野はいくつかある。
基本的には、これまでの蓄積をベースにこの先武器になるよう磨いていく、というスタンスで、

マーケティング戦略論、ブランド戦略論(コトラー、アーカーとか。理論だけでなく、実務経験もつけていく必要がある、この先最も主になるであろう分野)

・競争戦略論(主にポーター。戦略とは何か?の定義から、KSFの考え方や戦略の建て方など、キレよく再現性高くできるようにしていきたい)

統計学、多変量解析(因子分析、コレスポンデンス分析など。数学的なロジックからきちんと理解して、武器として使いこなせるようになりたい)

といったところ。
決してお互いが遠くない分野なので、どれかを取ってどれかを捨てる・・・という選択がしづらいのが悩ましいところ。これ3つ伸ばせたら、多分かなりポテンシャルの高い人材になれる気がする。

 

難しいのは、上記3分野とも、前職で勉強だったり経験だったりしていた部分はあるものの、どれも当時の経験と現在求められているスキルが微妙にずれていること。
なので、即戦力・・・とまでなりきれていないのが、はっきり言ってもどかしい。なので、日々あちこち気持ちのままに手を出してしまい、結局何も学んでいないような日になってしまうことがままあるのだ。

 

多分この3つはどれも重要度が同じような感じなので、その時その時持っているタスクに合わせて、優先順位を決めていけばよいのだろう。
いずれにしても、ある程度の区間を区切って、その区間内で分野を集中して勉強することが大事なのだろう。

 

かなり眠くなってきてしまったので、このような学習計画を明日は立てるようにしよう。

10/13 ラグビーW杯

久しぶりの更新なんだけど、いやーーーいい試合だった。
後半しか見られてないんだけど、日本代表の執念を感じる試合だった。

で、試合後のインタビューで福岡選手が語っていた「すべての時間を犠牲にしてきた」という言葉。とてつもなく重い。グサリときた。
大一番を終えた後に、大観衆の前で胸を貼って、すべての時間を時間にしてきたなんて、言えるほどのことをこれまでやったことはない・・・ましてや4年間。途方もない苦労を想像させられる。

 

こういうのは、最初に○年、とかそういう長期を意識せず、目の前の一日一時間一秒に、全身全霊をかけて過ごしてきたからこそ言える言葉なんだろうと。
見習って、ある時振り返ったら自分もそういう言葉を言えることができるよう、目の前を一生懸命頑張って過ごそうと思わされた、そんな試合でした。

8/16 PSYCHO-PASSを観た

ずっとまえから気になっていた、PSYCHO-PASS
8月頭で仕事が落ち着いたこともあり、アニメの1期・2期、劇場版を今月一気観した。

psycho-pass.com

 

善と悪、勝者と敗者のような二項対立ではないテーマ。
強いて言えば、作品全体を通したイシューは「何を正義と信じるか?」だろうか。

 

法規の遵守と民主的プロセスを信条とする常守朱

システムによる効率性と公平性、そして最大多数の最大幸福の追究を是とするシビュラ。

ただただ己が持つ本能的感覚lに従い行動する狡噛慎也

 

三者とも正解ではなく、何を信じるかの違いということだが、この作品を通じて一番伝えたかったメッセージは「なんでもいいから自分の正義の拠り所となる信条を持て。それを考えることを諦めたり、他人任せにするんじゃない」ということなのだろうと解釈する。
だからこそ、霜月監視官はあれだけ視聴者に嫌われるような描かれ方をしているのだろう(実際声優にもそういった指示があったようだし)。この作品のメッセージに照らして、唯一「不正解」といえるのは、「思考停止」なんだろうと思う。

 

シビュラが常守に主張を取り込みつつ、最終的にはシビュラが描く姿に近づいていく無情さを感じたり、狡噛の不器用なまでの一貫した姿勢にある種の羨望を感じたりと、様々な思いを掻き立てられ、また考えさせられながら観続けることができる。
もちろん、ストーリーとしてもどれも面白かった。三期も近く放映されるようなので、ぜひ視聴したいと思う。

8/6 「万引き家族」を観た

諸々仕事が一段落して(これは後日振り返る)久しぶりに休日を堪能できたので、映画・アニメ・漫画などを欲望に赴くまま浸る二日間。

その中で、観てみた一つが「万引き家族」。カンヌで最高賞を受賞したとのことだったが、なんだろう。感想が難しい映画だった。

 

「家族を超えた絆を描く」「心の震えが押し寄せる衝撃の感動作」という謳い文句どおりの感想を持ったとは言い難い。傑作と絶賛する人の感想を観ても今ひとつ共感できない。

一方で、つまらなかったわけでもない。Amazonのレビューで酷評する人の気持もまた、分からない。

 

自分が観ていたのはただ、この歪な疑似家族が織りなす人間模様を観ているだけで面白かった。現実に存在したら決して近寄りたくない遵法精神が皆無な人たちが、別の側面では人情と純粋さを持ち合わせているあたりが。

また最後に「りん」が元の家族の下でまた虐待を受けている様子から、なんともいえない虚しさを感じてしまったりもした。


自分の中ではこれに評価をつけるほどまだ感想がまとまっていないな。

もうちょい、自分の中で寝かせてみることが必要な気がする。

7/26 新しい環境でも成果を出すために

最近仕事に忙殺され、振り返りを書けず。

忙しいのは悪いことばかりではないんだけど、ちょっと今月は精神衛生的にも家庭的にもよろしくない。もちろん睡眠時間的な意味でも。

 

忙しい理由は、自分で仕事を取って行ったら拾いすぎた、というところ。

転職して、焦りがあったからなのだが、ふとこの本に目を通して見ると「移行の落とし穴」のパターンを軒並みハマっていることが分かってしまった。

ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー (Harvard Business School Press)

ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー (Harvard Business School Press)

 

例えば、

  • 前職の知識を過剰に生かそうとする(自分の知識にこだわる)
  • 何かやらないと気が済まない(行動強迫症にとらわれる)
  • とにかく色々手を出す(多くのことをやろうとしすぎている)
  • ビジネススキルばかり目について社内の文化や歴史を理解しようとしていない(誤った方法で学習する)

など。

うわー改めて見てみると目も当てられない。。

 

現在進行形で色々なことが切羽詰まっている状況だが、泣いても笑っても来週末には基本全てが一段落して落ち着くはず。

そうなったらら、一旦落ち着いて、もっと余裕を持ちながら学習計画、行動計画を立てていかないとな、と思う。

 

とりあえず、このタイミングで気付けて良かった。

あと一週間は踏ん張って乗り越えよう。

6/7 解像度の高い感性を持つ

5/29にも書いたような内容だが、解像度の高い感性を持つことはとても大事だと感じた。

自分の中の違和感や感じたことを、具体的に表現する力。例えばクリエイティブなアウトプットについて議論しているとき、「ここが〇〇っぽい」で留めずに、

・〇〇というのは、具体的にどう感じるのか

・どこについて特にそう感じるのか

この二つをいかに精度高く言うことができるか、というのが、一つの指標になるなと感じる。

 

これをできるようにするには、ということについて考えてみて、色々なインプットをするのもそうなのだと思うのだが、加えて何か自分で創作したり、感想を表現したりと、アウトプットする回数も同じように必要なのかもしれないと思った。

経験に勝るものはないし、あと個人的には本などでインプットするだけでは知識として自分の中に根付かない、と最近思うようになった。

 

自分がこういう感性を高めるために何をするべきか、今夜考えてみよう。