前からぼんやり思っていたことだけれど、データサイエンティストっていうのを目指すのは、自分としてありなのかな。
そのスキルを高めて、先々そのスキルをつかいなごら世の中に価値を提供する者として生きていく。…どうかな。
前からぼんやり思っていたことだけれど、データサイエンティストっていうのを目指すのは、自分としてありなのかな。
そのスキルを高めて、先々そのスキルをつかいなごら世の中に価値を提供する者として生きていく。…どうかな。
6冊目。
勉強会の課題図書として読了。勉強会自体はソーシャルベンチャーのクラスだったけれど、書籍の内容はサービスマネジメント。
個人的に、サービスマネジメントは学びが浅くなってしまったので、この書籍を片手に深める勉強会はなかなか良かった。
本書は「卓越したサービス=設計×文化」という方程式を念頭に置いたうえで、設計についてをさらに細分化し、大きく以下のことを要点として挙げている。
・サービス内容:「すべてが最高」は無理がある
⇒顧客にとって重要度が低いサービスについては「下手」でいい。その分、顧客が重要だと感じるところに注力し、メリハリのあるサービス内容を設計せよということ。表層機能における代償作用を最大限活用せよ、と言えばよいかな。
この「顧客が重要」と思うことを的確に把握することが当然ながらこれにおける大事なポイントで、意外にそれができているつもりになっている企業が多いと警鐘を鳴らす。これを可視化する「属性マップ」は面白いツールだった。まずはレポートにも使ってみたりできるかも。
・コスト構造:誰かがコストを負担しなければならない
⇒当然のことながらサービスにはコストがかかる。調達方法は主に4つ、「料金上乗せ」「コスト↓⇒サービス↑」「サービス↑⇒コスト↓」「顧客に仕事をさせる」。このうち面白いのが「顧客に仕事をさせる」、分かりやすい例でいうとセルフレジなどだが、このときの肝は、顧客がその仕事をすることにより見合った対価が生まれるということ。仕事をしても対価が得られないなら、顧客は当然仕事をせずに従来通りのサービスを要求する。このことを理解していないと、逆にコスト上昇になり得てしまう。
・従業員のマネジメントシステム:スタッフが悪いのではない
⇒スタッフは平々凡々な人間であり、スーパーヒーローではない。だから、顧客価値の低いところを中心に仕事の複雑性を減らすことと、要求通りのパフォーマンスを発揮できるように採用、訓練、職務設計、パフォーマンス管理の4つのマネジメントシステムを、組織に合わせて組み立てることが大事としている。
HRMに近い感じだが、スーパーヒーローではない(あるいはスーパーヒーローとまで言わなくとも、自分と一緒ではない)ということは肝に命じておかないと、自分もやらかしてしまいそう。しかし、仕組みを整え運用するのは難しい・・・
・顧客のマネジメントシステム:顧客をマネジメントせよ
⇒この考え方はとても面白い。顧客はボラティリティの激しいスタッフの一員であり、それらを管理することによって結果的に良いサービスを提供することができる、という言い方をすると、ちょっと顧客志向からはずれるような感じもするが、実際に過剰なサービスを求めたり、違約金を払って開き直る顧客が出たりするのを避ける仕組みはとても重要。顧客の選別。
今日の勉強会で、ソーシャルの文脈ではこの「選別」が現状できない仕組みになっている(平等という大義に基づく法律によって)という論点が挙げられた。リソースが限られがちなソーシャルビジネスにおいては、大きな問題である。
これらに、企業文化を明確・伝達・一貫という3つの大事なことを守りながら行うことが挙げられていた。
サービスプロフィットチェーンで語られるのはES⇒CSという繋がり。
これを実現・機能させるために、具体的にどうすればよいのか?ということを考えるときの一つのフレームワークとして、上記に基づいたサービスモデルの設計をする、とつなげることができるかな。
サーマネの学びを深めるためにも、この書籍の読書会はもう一度したいと思ったのでした。
5冊目。
ネットビジネス戦略の副読本として。
2006年に出版された本なので、やや内容が古い感じはあるものの、インターネットビジネスの特性を綺麗にまとめて書いている(ややGoogle礼賛調であるとの批判はあるが、当時を振り返るとそれもそうだったんだろう)。
個人的にはWeb1.0と2.0の考え方の違いに関して学びがあった。自分の経済圏だけでとどまっている1.0の時代と、APIを公開してオープンソース化をすすめていく2.0(合ってるかな?)。
自分がインターネットを本格的に使い始めたのは2005年くらいからで、理由はブログを書き始めたから。つまり最初から2.0の時代であり、正直それ以前の感覚があまりないので、こうやって比較することで改めて今のインターネットの価値をうかがい知ることができた。
もっとも、今は3.0の時代ともいわれているので、この考え方自体も古いのかな?
ちなみに・・・
この書籍から得た学びは、内容もさることがながら、それ以上に改めて感じたのは、20世紀と21世紀では時間軸の尺度が変わっているということ。だって、10年って、20世紀を題材にしたケースであれば、「たったの」10年ですよ?笑
今は10年前って言ったら遥か昔に感じるし(自分の年齢もあるだろうけど)、世代をまたぐとこういう時間軸の乖離はあるんだろうなあと改めて思わされた。この書籍でも、ネットの可能性について的外れな批判をしている人がちょいちょい出てくるけれど、きっとこういう人は少なくない人数で会社の中に今でも存在している。
こういう人たちにどう対峙し、どう動かしていくのかというのが、これからどんどんハードルになってきそうだなあと、変な方向で思考を深めていったのでした・・・
1/14-15
祖父の三回忌で鹿児島へ。次は七回忌ということで、今回で一区切りというタイミング。丸二年というのは、確かに人の死を受け止め受け入れるにはちょうど良い期間なのかも。これも先人の知恵だなあ。
しかし親含む我が親族の偏った見方に若干辟易するシーンもあり(^^;)思わず論破?してしまった。
自分にもその血が流れていることを冷静に自覚しつつ、意見が偏る一番の要因は背景への無理解から、ということを肝に銘じ、これからも幅広い世界を見ながら受容キャパを高くもっていこう。
1/18
社内で今年から始まるプロジェクトのプレゼン。色んな偶然と縁が繋がって、ありがたいことに今年からプロジェクトリーダーを任されることに。あんまり自覚はなかったけど、こう書くと結構大きな役をもらっている感。とはいえ気づけば入社5年が経過するし、そろそろやってやらんとなあ。
この機会を利用してアクションにレバレッジをかけていくとともに、自分の技術を磨くことも継続して行なっていくようにしよう。
1/19
今期初Day1、ネットビジネス戦略。ケースはインターネット黎明期のAmazon。
コストではなくバリューにフォーカスした経済性がモノを言う「第二の地球」の原則は、理屈も感覚も追いつくのにしばらくかかりそう。と同時に、自分の中でクラシカルなセオリーがそろそろ定着しつつつつあるので、視野を広げるいい機会だと捉えてこれから6回でモノにするべくがんばろう。
1/20
朝から晩まで研究所外出。これまた色々な引き合いもあり、また自分からセッティングした機会もあり、珍しく?充実の1日。
動くことで開く道あり。動くことで繋がる縁あり。その道、その縁をモノにするべく、さらに動いていこう。
帰りは後輩とグリーン車で飲みつつ帰宅。楽しかった。
1/22
今期2科目、特別講座「インダストリー4.0」。初めての名古屋校、というか名古屋校上陸自体多分始めて。
ドイツから始まった製造業の新潮流、日本の、いや世界の第一人者から金言に満ちた講義をいただく。まだそのコンセプトをスッキリまとめた言葉にできないが、デジタル化とマスカスタマイジングを両立した先に、新しい製造業の未来が拓けることを垣間見る。と同時に、現場におけるデジタルプラットフォームを地道に整備していかなければどんどん立ち遅れていってしまうという危機感を抱く。
どのような行動をこれから取れるか、ぼんやりとイメージができてきたので、プロトタイプだけでもこれから示せるように、画策していこうと思う。
あー充実の日々だったなこう振り返ると。
反省は一つ、あんまり走れなかったこと…明日からまた仕切り直そう。
ここ何回か似たような記事を書いているような気がするけど改めて整理。
<目標>
・継続したインプットをし続ける
・具体的な成果を出す
・体調を万全の状態に整える(※鍛える、から少々変更)
・志を固める(※新しく追加)
<行動指針>
・やらないことを決める
・やると決めたら本気でやり切る
・終わったらしっかり振り返る
<具体的アクションプラン>
・読書:3h/冊×100冊/年=300h
・音楽(趣味):10h/月×12月=120h
・GLOBIS(予復習):12回/Q×(7+1)h/回×4Q=384h
・GLOBIS(勉強会等その他):12h/月×12月=144h
・ランニング(前後のストレッチ等含む):1h/回×4回/週×52週=208h
アクションプランの具体性が乏しいけど、ひとまず。
今年の目標にもう一個追加。
ズバリ、「振り返る」こと。
2016年は様々なことに挑戦して、すごーくたくさんの経験を積んだ年だった。
一方で、次から次へとたくさんのことに取り組んだので、終わった後に振り返りが不十分でやりっぱなしになっていたことも少なくなかった。
なので、今年はもっと振り返る。
学び、仕事、日常、色々と振り返るべきところもある。こうやって、読書以外の記録も増やしていこう。
合わせて、振り返るだけの余裕を持つことができる生活にしていこう。
ふと思い立ったことでした。(^^;
4冊目。
評価:7.5点。
「インダストリー4.0」という言葉が叫ばれ始めて既に久しいが、結局何を目指すのか?曖昧なまま空中戦が交わされている感じがする今日この頃。
そんな中で本書は、インダストリー4.0とは何か?という一般論に終始せず、日本企業の企業文化的背景をベースにし、インダストリー4.0と言われるものの本質的な発展要素はどこであり、日本企業はどのように企業活動に生かしていくべきか、という点を、できるだけ多くの実例を交えて紹介しつつ提言している一冊となっている。
蒸気機関、電気、コンピューターに次ぐ「IoT」「ネットワーキング」による産業革命と言われるインダストリー4.0。
本質は工場起点の「繋がる」「代替する」「創造する」という3つのコンセプトであり、そのベースには「IoTであらゆるものをインターネットにつなぎ、そこから詰まってくるデータを活用して新たな価値創出に挑戦」するという点がある。
データの活用、というとこれまたビッグワードだが、データを使って何をするのか?ということは、カイゼンが得意な日本企業にとっては、データを活用して「異次元の見える化」、すなわち、データを活用して今まで分からなかったこと、見えなかったことを見えるようにすれば、あとは組織が自律的に改善をしていってくれる、という考え方であった。
私は仕事柄こういった方面の、特にデータ分析を扱うことが多く、また今いる組織の中でどのような方向で価値を生み出していこうか、ということを最近考えていたところだったので、ここまで綺麗に「異次元の見える化こそ価値である!」と言い切ってくれたのは、かなりすっきりしたし気持ちよかった。
またこういった欧米発の新しい概念ほど、自国・自組織に合わせてカスタマイズしていく必要があるということも良く学んだ。
後半はやや冗長な内容(かつ、あたりまえのこと)になっていたのでそのぶん評点は差し引いているが、インダストリー4.0と言われる分野で仕事をしていこうと思う人は一読の価値がある一冊だと思った。
自分もこれをきっかけに、深めていこう。