ないものねだいありー

気づけば中堅社会人になった、30代中盤社会人の内なる思考をこぼしていきます。読書メモ多め。グロービスMBA修了。

10/2 価値観の炙り方

3Qが終わり、今日から仕事も4Qが開始。

2017年ももう少し。年初に立てた目標のうち、特に今年重視している「成果」に向けて、仕込んできたことが少しずつ芽を出し始めている。

花まで咲かせられるように、キツイけどがんばらねば。そんなことも含めた、3Qの振り返りはまた後日やるとして。

 

昨日はグロービスで、様々な書籍や過去の偉人伝を通じて自分の価値観を見つめ、最終的に「使命」を決めるというクラス。

これまで「やりたいこと」を探してきていて、最近それが見つかって、でもそれは自分がこれまでの人生の中で最も縁遠いと思っていたことで、前向きながら揺れている状況の自分には刺さりまくるクラス。

初回は「ビジョナリーカンパニー2」と「シャクルトンのエンデュアランス号探険記」を題材。色々心の琴線に触れる部分はあったけど、ここに書き留めておきたいのは内容より、講師の人が何かにつけて言っていた「自分の心がもやっとする感覚を深ぼれ。そこに、自分の大事にしている価値観が見つかる。その価値観が、本当に大事なのか、あるいはアップデートすべき古い価値観なのかを見極めろ」ということだった。

こういう感覚と真正面から向き合う経験って、あんまりしてないなあと思う。辛いこと、嫌なことと向き合うことも、これに通じるんだと思う。この姿勢というか考え方は、大事にしておきたいなと思ったので、ひとまず覚書。

 

9/23 読書メモ:マイケル・ポーターの競争戦略

久しぶりの読書メモ。実はこういう系の本をちゃんと読み切ったのは久しぶりかもしれない…

今日はPCを開かないので、とりあえずはメモ程度に。

 

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

 

 戦略論の大家、マイケル・ポーターの「古典」と呼ばれる書籍や論文の主張を、消化しやすくまとめたもの。

MBA生なら誰でも知っていて当たり前のポーター、しかしその真髄は全くもって理解が浅かったことを思い知る。

競争、競争優位、戦略なの、基本的で根底を支えるものでありながらビッグワード化しやすい言葉を、明確に定義しているから納得感が高かった。

 

以下、9/23時点の覚書。もうちょい消化して明日更新する。

・健全な競争は、価値創出を伴うプラスサム競争で、一方不毛な競争は、価格競争に陥るゼロサム競争。前者は独自価値を目指し、後者は「最高の」価値を目指すと陥る。

・競争優位とは、企業が実行する活動から生じる、相対的に高い価格か、相対的に低いコストの実現である。

・競争優位を生み出すための計画を戦略と呼ぶ。優れた戦略は、特徴ある価値提案、特別に調整されたバリューチェーン、ライバルとは異なるトレードオフバリューチェーン全体の適合性、長期にわたる整合性の5つの条件を満たしているべきである。

・戦略とは、需要サイドと供給サイド両方から論じるべきである。価値提案だけでは模倣され、長期の競争優位にはつながらない。模倣されづらい「活動」を構築することが、戦略の重要な一要素である。

・戦略の本質は、「何をやるかを明確に決め」、同時に「それと相反する何かをやらないことを決める」ことにある。このトレードオフ(取捨選択)を受け入れることにより、一方の価値を生み出す活動をより高いレベルに研ぎ澄ますことができる。

・このような戦略を構築するには、そもそものフィールドである業界の構造から生じる競争要因と、業界の標準的な価値創出のプロセスを把握しておかなければならない。そうすることにより、収益性のハードルとなる競争要因を回避するためのポジションが把握でき、また長期にわたって優位を保つための活動を考えることができるようになる。前者が5F分析、後者がVC分析にあたる。

 

こんなところ。

この本を読んで考えたのは、業界KSFとは「業界で長期にわたって高いROICを上げ続けられるために必要な要因と、それを実現するための活動」なのかな。それを、個社のケイパビリティに応じてどう満たしていくのか、というのが、個社戦略になるのかな。

めちゃくちゃ抽象的なんだけど、これからやる中で具体的事例に紐付けながら消化・血肉化していこうと思う。

9/21 自分の口癖

インタビューの録音をするとよくわかる。

自分の場合は「なんか、こう」が異常に多いことに気がついた…考えながら話していると多くなるようだ。にしても気になる…

直すよう意識しよう。。。

9/21 行動の再現性を高めるために

一つ一つの行動に意味づけをする。

最初は後からでもいいから、自分が取った行動は、どんな意味を持っていたのかという意味づけをすることで、行動の再現性が上がると思うし、改善もしやすくなると思う。

 

昨日のクラスでは、コミュニケーションについて触れていた。

コミュニケーションのような抽象的なものだからこそ、一つ一つ、意図を持って行動すること。それによって目的達成につながる。

自分は瞬発力に頼りがち(クラスにしても何にしても…)なのと、無意識ながらやっていて共感できる部分もあったので、それを顕在化させると、いいのかなと思った。

 

ブログに書く、という行動は、いろんな思考を実はしているので、粗くてもいいからそれを言語化しておいて、後から振り返られるようにしておきたいという意図。

続けよう。

9/17 しばらく続いたアウトプットの振り返り

しばらく続いていた立て込んでいた日々がようやく終わり、つかの間の休息の今日。

ひんやりとした秋らしい空気にしとしとと降る雨。この、町全体が静かに休んでいるような空気、好きだなあ。

この2か月間は、大きなアウトプットが続いた日々だった(そのおかげで正直ブログどころではなかった)。
昨日でそれがやっと一段落したので、このところの振り返りを。

 

この2か月間にあった大きなアウトプットは5つ。時系列順に並べると、

新規事業公募制度@社内の書類審査(820日)

研究プロジェクト@グロービスの履修前事前審査(822日)

イノベーションによる事業構造変革@グロービスのレポート(823日)

新商品アイデアコンテスト@社内の一次審査(915日)

ベンチャー戦略プランニング@グロービスの最終プレゼン(916日)

こんな感じで。なかなかの建込みぶり。

特に今週は④⑤がブッキングしていて死ぬかと思った。どちらも自分がリーダーだったから手を抜く訳にもいかず、チームメンバーにかなり助けられながらゴールまでたどり着いた感じだった。

 

それぞれについて簡単に振り返ると、

:昨年に続き今年も書類審査を通過。現時点でできる初期のMVPを作ってみたのが良かったかな。これから2か月ブラッシュアップをする過程では、昨年できていなかった大きな反省点の「CVPを軸としたピボット」をやっていきたい。まだまだ、CVPが曖昧。

 

4チーム中2チームに選ばれ履修が決定。しかし他チームの提出物を見てみると、自分たちのチームは明らかに2番目。それもかなり1番と差がある感じ。詰めるべき方向はよく分かったので、一つ一つ丁寧に問いを詰めていこう。研究だからね。

しかし、3か月前には研プロやるなんて思ってなかったな・・・10月から半年間は、徹底的に修行する気で頑張ろう。

 

:平均点ちょい上、最大のボリュームゾーンに留まった感じ。まあいつものことだなー。今回ばかりは、〆切の都合でそのつもりでやっていたので仕方ない。

今回は、論点を絞り出すところを重視してやってみたけど、それでも不足があるのが見えたのは収穫だ。論点の垂直方向の構造と、水平方向の網羅性を整えるのは、自分の長所だと思うので、これをさらに磨くことはこれからの研プロでも意識していきたい。あと、設計した論点に対するメッセージングの弱さも鍛えていかないとな。これはきっと、負荷がかかることだと思ってやらないといけないこと。

 

:まだ結果は出ていないけど、何とか満足いくアウトプットを出せたと思う。顧客インサイトを重視して考えることに拘ってやってきて、それなりのインサイトを見いだせたことと、そこから形にできたのはよかったな。

一方5つの中では一番長い期間取り組んでいたけど、ちょっと期間が長くてダレてしまったのは反省か。プロジェクトマネジメントのいい勉強になったかと。賞もらえるといいなあ~

 

:総合一位といういい結果を出すことができた。年初にレポート最高点を取るという目標を立てたけど、まさかこの科目で達成するとは。

とにかくチームに恵まれた3か月。異なるスキルセットを有するメンバーが集まったおかげで、自然とチーム内で役割分担が進み、一方でモチベーションは高く揃っていたおかげで、結果として自走するチームが形成されたのが素晴らしく良かった。きっと各々が、自分にしかできないことを見つけていて、そこに責任を持つことができていたのだろう。

自分はCEOという役割で関わったが、ある意味自分も自分にしかできないことをやろうとしていたと思う。それは、ビジョンを描くことであり、一つ先のことを考えることであり、上がってきたアウトプットの方向を整えることだった。偉そうに言うつもりは全くなく、ただCEOという立場としても、ビジネスプランの内容からしても、これは自分がやらねば行けないことだと思ってやっていた。リーダーがリーダー然としていることは、非常に重要なことで、しかしその時にリーダーが感じているプレッシャーは相応のものであるということを感じることができた3か月だった。

一方で、経験豊富なメンバー(年齢も、みんな私より一回り上以上)に支えられたからよかったものの、一つ一つのスキルについては自分はまだまだ修行が必要。一人のビジネスパーソンとして、レベル高くかつ具体的なアウトプットを出すためにも、個別スキルを磨く努力は常に継続しないといけないなと思った次第。特に欠落している、デザインスキルは欲しいなあ。

 

 

5つを通して振り返ってみると、顧客のインサイトを探り、見出したものを起点にしてある程度の確度のCVPとビジネスプランをつくり、形にするということはできるようになってきたと思う。あとは時間ぎりぎりまで粘る力もついてきたかな~。特に9月前半は、仕事でもトラブルが多かったうえ大きな〆切が重なったから、そこで折れずに・妥協せずに何とかいいものを生み出すことができたのは良かったんだと思う。

その先の、一つ一つのアウトプットの深さを鍛えるのがこれから必要なことだろうな。この先半年間はまさに鍛錬・試練の期間になると思うので、そこでしっかり成長したいな、と思う。

 

さ、今日はゆっくりしつつ、次の準備をぼちぼち始めていきましょう!