ないものねだいありー

そろそろ若手ではなくなってきた、20代後半社会人の内なる思考をこぼしていきます。読書メモ多め。グロービスMBA修了。

1/27 発信者⇔受信者の視点の移動の難しさ

色々な巡り合わせで初めて担当したプロモ企画が本日リリース。
不慣れなことばかりで方々に迷惑をかけたが、ひとまずは上々の滑り出しで一安心。
この盛り上がりを持続しつつ、目的としていたことにつなげられるか、引き続き気を張っていこうと思う。

 

さて今回初めてプロモーション系の仕事をしたこともあり、いろんな学びを得ることができた。
中でも個人的に強く感じたのが、企画する側に立つと、思っていた以上に「本来の目的」と「ターゲット顧客のニーズ」をないがしろにして「売り手の下心」が出やすいんだということだった。

今回色々企画を考えている中で、(そもそも検討期間がかなり不十分だったものの)ターゲットと目的は割とはっきり定めており、合わせてトレードオフするものも決めていた。
一般的な表記をすると、既存顧客のロイヤリティ向上=質の向上を目的とし、新規顧客へのリーチ=量の拡大は捨てる、という判断だった。予算も期間もリソースも限られている中で、全社の戦略との整合性を取ることを考えると妥当な設定だったと思う。
ところが、いざ考えようとしてみると、「とはいえ拡散は必要だ」とか「売れたほうがいいだろう」という下心がむくむくと頭をもたげてくる。これ、第三者的な立場に立っていたら絶対にそうはなっていない自信はあるのだけど、当事者の立場に立つとかくも簡単に”規模”や”量”という分かりやすい指標に飛びついてしまいたくなるのかと、我ながらたびたび衝撃を受けていた。

 

こういう思考に陥ってしまう理由として、一般的に挙げられるのは”評価基準が量や規模になっておりそこにインセンティブが働くから”ということだが、実際にその立場に立ってみると少し違うなと思った。正確には、それだけではないといったところか。
今回の場合から考察するに、”自分が手掛けた企画が多くの人の目に触れてほしい”というある種純粋な欲求から来ている部分も結構多くを占めているんじゃないかな。自分でいうのもなんだけど。
インセンティブが承認欲求だとしたら、これはもっと自己実現欲求に近いような感覚。だとしたら、より高次の欲求になるからより制御は難しくなるんじゃないかと思う。

 

今回よかったのは、初めてということもあってか相当色々な人とコミュニケーションを取り、意見を交わしながら企画を作り上げたこと。その甲斐あってか、最終的には目標からぶれることなく、そしてお客さんの反響も上々といった結果を得ることができていると思う。
目的と対象の顧客さえはっきりしたうえで、多くの第三者的な立場に立つ人と意見を交換すれば、フラットな目で企画を評価してもらえる。そうすると、下心に引っ張られがちな視点を戻してもらえるな、と。
その分時間はかかるというデメリットもあるけれど、ことこういう企画には壁打ちが大事だな、と強く実感した。

 

きっと経験を積んでいけばもっとスムーズにできるんだろうけど、そこに至るまではなおさら集合知を効かせないとね。
そういう意味で、やっぱり”チーム”は重要だなと再認識した一日だった。

 

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過去(4年ちかく前!)にこんな記事を書いている。近しいものがあるなあ。

kari-ya2.hatenablog.com

視点の移動、は、永遠の命題なのかも。