失敗学のメソッドを実践してみたら、なかなかうまくできた気がするので書き残し。
■問題
市場分析の際、切り分け方が下手だった。
■根本原因の分析(○は直接的原因、●は動機的原因)
なぜうまく切り分けられなかったのか?
⇒●考えても思いつかなかった、どこが大事かわからなかったんだもん
なぜ切り分け方が考えても思いつかなかったのか?
⇒○「市場分析⇒顧客分析」という流れでしか考えず、顧客分析を終えた後に市場分析に戻ることをしなかった
なぜ顧客分析から市場分析に戻らなかったのか?
⇒●Day1終了後に考えた「戦略を考える軸」の暫定版を考えるときにそう考えたんだもん、Day2はそれに従おうと思ったんだもん
■当該事象に対する対策
・Day3で用いる戦略の軸には「マクロ環境を切り分ける⇒ミクロな視点で分析する⇒マクロ環境を再度まとめなおす」というプロセスを明記する
・Day3では軸を適宜修正することを自分に許可する
■一般化
①「マクロを層別⇒ミクロの分析」という一方通行の思考で終わると、分析や解釈に漏れが出る
②暫定的に決めたやり方に従うと、似て非なるケースで上手くいかないことがある
■他事象への属性付け
①大量のデータを層別した後、個別データの分析をして終了するのでなく、個別データの分析をした後に、再度別の視点で層別すると新たな発見がある
②暫定措置のマニュアルを使い続けると、ちょっと違うケースで失敗が起こる。。。
うーむ、確かに根本原因の分析や一般化が研ぎ澄まされていないと、他事象への属性付けが難しいように感じる(適用しようとしている分野がミスマッチという可能性もあるけど)。
今回は①が最初いまいちしっくりこなかったが、根本原因と当該事象に対する対策を具体的に考え直すことでしっくりくるようになった(当初は「マクロからミクロ」という、流れの話にとどめていたが、もうひと押しほしいねという感覚だった)。この感覚、大事。
精進、精進。