最近「10分程度で『はじめに』と『目次』に目を通してから、本を読む目的をゆるく考える」という読み方になってきている。
5冊目。
齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/04/07
- メディア: 文庫
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目的:速読・多読をできるようになっていくうえで、自分に合いそうなテクニックをピックする。
外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術 (中経出版)の著者はこの方から影響を受けているのかな。
スタイルが似ている。飛ばし読み・汚し読み推奨派っぽい。
1/6読了。所要時間1時間40分。
昨日書いた書評を消してしまったが、本の内容を理解して、オリジナリティのある言葉で言葉にし直すレベルまで理解することを速読・多読のゴールとし、それを経ることで思考力を鍛えるというコンセプト。
速読・多読のエッセンスは、選ぶ・推測する・つなげる、の3つかな。そのために、著者に憑依して読むとか、終わった後に講評をするつもりでとか、系譜で読むとか、いろいろなコツを書いてある。
4章はかなり具体的なスキルを挙げていて、自分の課題に合わせて読み返すのが良いかも。ある意味、速読・多読の教科書だね。
あと、系譜で読むということは、統計学と考え方が似ていると思った。たくさん読んでいるうちに、本質と誤差が見極められていくと。まさに今、速読・多読についてそうなっていっている。
かなり平易で読みやすく、その割に示唆に富む良書。ここに書かれている読書への心構えは、いろいろなところに応用できそうだ。
引用は帰宅してから。