ないものねだいありー

そろそろ若手ではなくなってきた、20代後半社会人の内なる思考をこぼしていきます。読書メモ多め。グロービスMBA修了。

3/3 フローの仕事とストックの仕事

表題の通り。
忙しく目の前の仕事に追われる=フローの仕事に追われている。これは消耗戦。
多少無理してでも、日々ストックになる仕事をしないと、成長ははかれない。
ということを今日考えたので、覚書。

 

関係ないけど、四畳半神話大系を観た。いいアニメだった・・・

#1 テニスサークル「キューピット」

#1 テニスサークル「キューピット」

  • 発売日: 2015/12/18
  • メディア: Prime Video
 

こういうのもまた、ストック型の活動。時間をきちんと取らないとね。 

1/27 発信者⇔受信者の視点の移動の難しさ

色々な巡り合わせで初めて担当したプロモ企画が本日リリース。
不慣れなことばかりで方々に迷惑をかけたが、ひとまずは上々の滑り出しで一安心。
この盛り上がりを持続しつつ、目的としていたことにつなげられるか、引き続き気を張っていこうと思う。

 

さて今回初めてプロモーション系の仕事をしたこともあり、いろんな学びを得ることができた。
中でも個人的に強く感じたのが、企画する側に立つと、思っていた以上に「本来の目的」と「ターゲット顧客のニーズ」をないがしろにして「売り手の下心」が出やすいんだということだった。

今回色々企画を考えている中で、(そもそも検討期間がかなり不十分だったものの)ターゲットと目的は割とはっきり定めており、合わせてトレードオフするものも決めていた。
一般的な表記をすると、既存顧客のロイヤリティ向上=質の向上を目的とし、新規顧客へのリーチ=量の拡大は捨てる、という判断だった。予算も期間もリソースも限られている中で、全社の戦略との整合性を取ることを考えると妥当な設定だったと思う。
ところが、いざ考えようとしてみると、「とはいえ拡散は必要だ」とか「売れたほうがいいだろう」という下心がむくむくと頭をもたげてくる。これ、第三者的な立場に立っていたら絶対にそうはなっていない自信はあるのだけど、当事者の立場に立つとかくも簡単に”規模”や”量”という分かりやすい指標に飛びついてしまいたくなるのかと、我ながらたびたび衝撃を受けていた。

 

こういう思考に陥ってしまう理由として、一般的に挙げられるのは”評価基準が量や規模になっておりそこにインセンティブが働くから”ということだが、実際にその立場に立ってみると少し違うなと思った。正確には、それだけではないといったところか。
今回の場合から考察するに、”自分が手掛けた企画が多くの人の目に触れてほしい”というある種純粋な欲求から来ている部分も結構多くを占めているんじゃないかな。自分でいうのもなんだけど。
インセンティブが承認欲求だとしたら、これはもっと自己実現欲求に近いような感覚。だとしたら、より高次の欲求になるからより制御は難しくなるんじゃないかと思う。

 

今回よかったのは、初めてということもあってか相当色々な人とコミュニケーションを取り、意見を交わしながら企画を作り上げたこと。その甲斐あってか、最終的には目標からぶれることなく、そしてお客さんの反響も上々といった結果を得ることができていると思う。
目的と対象の顧客さえはっきりしたうえで、多くの第三者的な立場に立つ人と意見を交換すれば、フラットな目で企画を評価してもらえる。そうすると、下心に引っ張られがちな視点を戻してもらえるな、と。
その分時間はかかるというデメリットもあるけれど、ことこういう企画には壁打ちが大事だな、と強く実感した。

 

きっと経験を積んでいけばもっとスムーズにできるんだろうけど、そこに至るまではなおさら集合知を効かせないとね。
そういう意味で、やっぱり”チーム”は重要だなと再認識した一日だった。

 

***

 

過去(4年ちかく前!)にこんな記事を書いている。近しいものがあるなあ。

kari-ya2.hatenablog.com

視点の移動、は、永遠の命題なのかも。

1/25 メモ:新宝島MV解説

rockinon.com

 

古いものも、知らない世代には新鮮に見える。
最近良く見るワード”一周回っていい”と同じではあるけど、この解説は視点が独特で面白かったので、クリップしておこう。

 

しかし最近趣味が本当にないなあ・・・良くない良くない。感度が下がっている。

1/25 デフォルト・モード・ネットワーク

脳が閃きを生みやすい状態のことらしい。

シャワーの感覚もこれなのかもしれないな。

 

天才たちに共通する「脳の使い方」があった! | ハーバード×脳科学でわかった究極の思考法 | ダイヤモンド・オンライン

 

意識的に時間作ろっと

1/20 ジャーニー⇔パルス

女性の「パルス型消費」を生む、SNS時代の“直感マーケティング”とは (1/2):MarkeZine(マーケジン)

 

クリエイティブと、必然性を生むための偶然性。

なるほどなるほど、新しい視点。

1/15 子どもの寝かしつけから学ぶプロモーションの真髄とは・・・

我が家の娘、もうすぐ2歳。

いわゆる”イヤイヤ期”に片足突っ込み始めた今日この頃、今まで寝入りはスムーズだったのが、最近かなり抵抗するように。

なお寝るのがイヤだから抵抗する、というよりは、もっと遊びたいから寝たくない、という感じ。イヤイヤ期というよりは、したいしたい期というほうが現実に合ってる感じかな。

 

さておき、ここ数日はベッドに泣くので仕方なくリビングで暗い中飽きるまで遊ばせてからようやく寝る、という感じだったのだが、

今日は妻が機転を利かせてぬいぐるみをベッドに一緒に入れたところ、(泣きはしたものの)だいぶ早い時間で落ち着き、眠りについてくれた。

 

ここ、プロモーションの真髄があるなと思った。

プロモーションとは、直訳すると”促進”。つまり、行動変容・態度変容を促す施策というのが、プロモーションの定義ということになる。

ここで、大事なのが「放っておいても変容する人は促す必要がない」、つまりプロモーションは不要だということ。裏を返せば、”放っておいたら変容まで至らない人”に対して、何らかのインセンティブを与えることで、変容を促すというのが、プロモーションの本質的な意味合いなのだと考えるようになった。

この”インセンティブ”は、単に値引きなど直接的なこともあれば、承認欲求を満たすことだったり、情報を提供して好奇心を刺激したりと、様々なアクションの仕方がある。

 

さて、寝かしつけでいうと、娘には”寝る”という行動変容をしてほしい。でも、まだ遊びたい気持ちが一定残っているので、放っておいてもなかなか行動変容は起きない(一方泣きたいわけでもない)。

そこでこれまでは無理やり寝かそうとしたり、語り掛けたりしていた。でも、それらは娘にとってインセンティブにならないので、態度変容を起こさなかった。しかし娘の好きなぬいぐるみを与えることで、”そのぬいぐるみといっしょにいる”ということがインセンティブとしてはたらき、結果として態度変容が促進された、ということになるだろう。

今回は”ぬいぐるみを与える”というのがプロモーション施策になったわけである。

 

うん、変な事例だけど、自分の理解は進まった気がする。

プロモーションって面白いなあ。

1/13 先人たちの失敗事例から学ぶ

今年2冊目はこちら。

世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由

世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由

 

 

過去の成功事例ならぬ「倒産」事例から、有用な示唆を得よう、というユニークなコンセプトの本。
冒頭にも書かれているが、失敗は成功に比べて詳細が世に出づらい。それは関係者に対する気配りだったり、当事者が話したがらなかったりと色々理由はあるけれど、一番は「成功譚は当事者が話したがる」からだと。確かに。

しかし、成功譚は得てして再現性があるとは限らないものだ。それは結果が時の運によるものだったり、あるいは当事者の主観や誇張によって事実が歪められたりしている可能性がある(酷い場合には成功そのものが捏造の可能性がある・・・それが意図しているかどうかは別として)。
一方で失敗談の場合は、もはや済んでしまったことなので脚色される可能性は低く(する意味もない)、第三者が事実ベースで冷静に分析をしているので客観性が一般的に担保される。加えて野村監督の「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言にもあるように、多少の運要素はあれど、失敗にはそれ以上の必ず明確な原因があるものだ。そういう意味で、失敗談からは普遍的な学びが得られやすい。だから、学ぶ価値があるものだ。

 

前置きが長くなったが、この書籍には25社の倒産事例が載っている。
掲載されているほとんどの企業が、誕生から一時代を築き、そして倒産に至るというプロセスを経ている。かつては栄華を極めた会社が、どのようにして(ほぼ一瞬で)転落していってしまったのか・・・というストーリーが、各社10ページ以内の分量で簡潔にまとめられていて読みやすい。どの会社の事例も、ドラマチックで面白く、それでいて学びが深いものばかり。さらにイラストも親しみやすいので読み疲れしない。それこそ、ビール片手に娯楽作品を鑑賞する気分で読むことができる一冊となっているw

 

ではこの本はただ過去の失敗者たちを笑うための本なのかといえば、そんなことは当然ない。一言で言えば、「立ち止まって考えるきっかけを与えてくれる本」である。

この本に載せられている失敗事例は、振り返ってみれば「なんでそんなことをしてしまったのか」と思うものが多い。また、多くの事例で外部環境の多大な変化(バブル崩壊東日本大震災、9.11、リーマンショックなど)によって”トドメを刺されている”パターンが多いのも特徴的だ(外部環境の変化が”倒産の真因”ではないことが大事なポイント)。
言い換えると、いくら客観的に振り返って「それはありえない」と思うようなことが企業内でまかり通っていたとしても、当事者としてそれに気づくことは相当意識しないと難しく、その状態を放置しているといつかは大きな外部環境の変化によって後戻りできない状態にまでなってしまう、ということになるだろう。
そうならないように、常に高い視座を持って会社を俯瞰的に見て、踏み越えてはいけない一線を超えていないかどうか顧みる癖を付けることが大事だということなんだろう。日常の企業活動にいるとその視座を失いがちだからこそ、この本にはそれを与えてくれるという意味でとても価値があるといえる。

 

上記のような大きく抽象化した学びはもちろん、各個別のケースからもドキッとさせられることが結構あった。
事あるごとに反面教師にできるよう、一冊手元に置いておきたい一冊だと思った。