ないものねだいありー

気づけば中堅社会人になった、30代中盤社会人の内なる思考をこぼしていきます。読書メモ多め。グロービスMBA修了。

1/25 平凡コンプレックス

新しい会社の人の雰囲気がだんだんと見えはじめている。一言でいうと、「一芸に秀でている人」が多そうだ、ということだ。

一部の人を切り取ってみているだけ、とも言えるけど、少なくともそういう人たちが活躍できる場であることは間違いないだろう。

このことを感じたときに、ふと、えも言われない不安感に駆り立てられることがある。

 

自分には多分、コンプレックスがある。

それは、自分が取り立てて秀でた才能のない人間であるという実感。そして、努力を重ねてそれを克服し、ある分野の一流になれるほどの、執念とも呼べるほどの持続力と集中力がないこと。

これらを総じて、自分が「平凡な人間」であるという、深層的な自覚だ。

 

自分の「学習欲」が強いのは、おそらくここから来ているのだろう。不安が原動力になり、ある一定のレベルまではなんでも吸収することができる。まあ、これは強みともいえるだろう。大方の人よりも要領がいいほうではある。

問題は、その努力を続けることができないことだ。相対的な不安が薄くなると学習意欲も薄れていく。結果、そこそこの人にはなれるけど、何かに秀でた人間になれるわけではない。

 

この解決は三つ。

一つは、自分がとにかく好きで努力を続けられる分野を選ぶこと。言い換えれば、相対的不安を原動力としない分野に身を置くこと。

二つ目は、常に周りも成長し続ける環境に身を置くこと。ストレスにならない範囲で、なかなか不安が埋まらない環境を選ぶこと。

そして三つ目は、捉え方を変えてゼネラリストを極めること。専門家になる道を捨て、代わりに幅広い経験を得ること。

 

うん、こうして書くと、ちょっとやれそうな気がしてくるし、新しい会社はあってそうだなと思ってきた。

がんばろがんばろ。思考整理だ。