5冊目。
ネットビジネス戦略の副読本として。
2006年に出版された本なので、やや内容が古い感じはあるものの、インターネットビジネスの特性を綺麗にまとめて書いている(ややGoogle礼賛調であるとの批判はあるが、当時を振り返るとそれもそうだったんだろう)。
個人的にはWeb1.0と2.0の考え方の違いに関して学びがあった。自分の経済圏だけでとどまっている1.0の時代と、APIを公開してオープンソース化をすすめていく2.0(合ってるかな?)。
自分がインターネットを本格的に使い始めたのは2005年くらいからで、理由はブログを書き始めたから。つまり最初から2.0の時代であり、正直それ以前の感覚があまりないので、こうやって比較することで改めて今のインターネットの価値をうかがい知ることができた。
もっとも、今は3.0の時代ともいわれているので、この考え方自体も古いのかな?
ちなみに・・・
この書籍から得た学びは、内容もさることがながら、それ以上に改めて感じたのは、20世紀と21世紀では時間軸の尺度が変わっているということ。だって、10年って、20世紀を題材にしたケースであれば、「たったの」10年ですよ?笑
今は10年前って言ったら遥か昔に感じるし(自分の年齢もあるだろうけど)、世代をまたぐとこういう時間軸の乖離はあるんだろうなあと改めて思わされた。この書籍でも、ネットの可能性について的外れな批判をしている人がちょいちょい出てくるけれど、きっとこういう人は少なくない人数で会社の中に今でも存在している。
こういう人たちにどう対峙し、どう動かしていくのかというのが、これからどんどんハードルになってきそうだなあと、変な方向で思考を深めていったのでした・・・