27冊目。
所要時間約2時間40分。
旅?見えないものを見る?なんか抽象的だな~と思いながら最初は読み進めていたけれど、
・リーダーシップは教えられるものではない
・リーダーはなろうと思ってなるのではなく、結果的になるものである
・まずは自分一人から始まる(リード・ザ・セルフ)
などなど、こういう言葉を目にしていくにつれ、「見えないものを見る」という言い方がとてもしっくりくるようになった。
ビジョンを描く、わけでもなく、ベクトルを示す、わけでもなく、真のリーダーは、まだ誰も見たことがない風景を自分の中で思い描いて、見続けて、それに向かって行動する。それに共感した仲間が、徐々に増えていって、最終的にリーダーになっていく。この一連の流れこそが、旅のようなものである。そんな内容。
この本は、どうしたら「見えないものを見る」ことができるようになるのかということは教えてくれない。それは、この本に求めるのはナンセンスな内容だ。
ただし同時に、だれもが見えないものを見ることはできる、ということも言っている。リーダーは、カリスマでもなく、ポジションでもないとするならば、誰もがリーダーたりえるということなのだ。
この本を読んで、最近身近な人になぜついていきたいと思えるのか、自分で自分を理解できるようになった。
周りからすれば異端児に見えるけれど、その人たちは確かに今みんなが見えていないものを見ている。そこに私は共感し、魅力を覚えているんだな。
細切れで読んでしまったので、もう一度読み直したい本です。