ないものねだいありー

気づけば中堅社会人になった、30代中盤社会人の内なる思考をこぼしていきます。読書メモ多め。グロービスMBA修了。

1/26 分析力と解釈力

グロービスに通っていて、明確に鍛えられたと思う能力を一つ挙げるとすれば、私にとっては「考える力」だ。

考える力、すなわち思考力について、ふと考えをめぐらせたのでメモがてら。

 

思考力とは、ファクトから何らかの意味を持つメッセージを導く力だと思う。

例えばあるデータがあったとき、個別のデータが表す数値そのものはファクト、それを時系列でプロットしたときに「増加傾向にある」というのもまだファクト、増加傾向にあるから○○すべきだというメッセージを導いて初めて思考になる。

 

この思考力は、分析力と解釈力の2つに分けられると考えた。

分析力とは、ファクトから「どうなっているか」を導く力。「Aがあり、Bがある。その背景には、Cがある」という構造を見抜く力。

対して解釈力とは、ファクトから「どうするか」を導く力。「Aがあり、Bがある。だから、Cをしよう」ということを考える力。

 

分析は、論理的な側面が強いと思う。論理的思考力とか言われるのはそのせいもあるだろう。過去のことが多く、相対的に「正解がある」ことが多い。

対して、解釈力は必ずしも論理だけではなく、直感的な要素も多分にあるだろう。正解は結果論にしかならず、真の意味での解釈力はなかなか評価しづらいだろう。

 

私が得意なのは、間違いなく分析だ。今この記事を書いているのだって分析といえる。

グロービスに入ってしばらく経過し、分析力の方は自分でも分かるくらい進化したと感がえる。この分析力は実際に役立っているし、自分に対しても(今このように)使えるから成長の助けになっていると思う。

しかし、解釈力はまだまだ。本当の意味で正解が見通せない中で、最善を尽くすときに必要な解釈力は、もっともっと鍛える余地があるということを、今日のクラスを経て改めて実感した。

 

どうしたら解釈力を鍛えられるか、おそらくこれが今後の課題となってくるだろう。

このことを肝に銘じ、明日から生きてゆきたい。

 

そんな、雑感ブログでした。



1/28 追記

違った。解釈力が不足しているのは、分析力がまだ足りないからだった。

縁あって失敗学で有名な濱口先生のセミナー受講。

解釈が下手なのは降り方が悪いんじゃなく登りきれていないから。一般化できていないから。

なぜをただ5回繰り返すだけじゃダメ!5回の中で、構造的失敗だけでなく同期的失敗、要するに言い訳を掘り下げないといけない!


これはできていなかったなあ。

まずはとにかく一般化。登り切る。その上で、属性を付けて下に降りる!

まだまだです。