先週末からお盆休みなのですが、嫁さんと休みが合わないことと、そもそも今年はこれまでにお金を使い過ぎているので、遠出の予定はほとんどなし(今週末に伊豆に行くけど)。
というわけで、特に予定がない日はちょっと料理がんばったり個人でスタジオ入ったりしてるんですが、もうひとつやろうと思っているのが、標題にもある「読書」。
私の悪い癖というか、ふと時間があって本屋によると、まあどの本も面白そうに見えるわけですよ。元来読書好きなので。
で、気の向くままに買って読むんだけど、途中まで読んだ頃になって忙しくなって途中で読むのやめちゃう・・・っていう本が溜まってるんですよね。それも10冊超。
これはあかん!ということで、このお盆休み中に、せめて半分は消化しようと、そんな目標を立てています。
さらにいえば、ここにそのレビューなんかを書いてみたいなと。
今日はその第一弾でーす。
外資系コンサルの資料作成術---短時間で強烈な説得力を生み出すフレームワーク
- 作者: 森秀明
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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現在グロービスでビジネス・プレゼンテーションを受講しているので、合わせて読むと学習効果が高まるんじゃないかと思って買いました。
実際読んでみて、本書は「資料作成」という点に焦点を絞っているので、グロービスの講義(こちらはプレゼンのゴールを「聴き手に行動を起こさせる」と定義しているため、聴き手とコミュニケーション的な要素がかなり強い)を補完するという意味ではなかなかいい本だったかな。
以下レビュー。
■本書を読んで学んだこと
資料作成には一定のパターンがあること。具体的には以下4つ。
①ビジュアルのステップ
論理の型(一対一論法、並列論法、結合論法、連鎖論法、対立論法、比較論法)に合った資料の型があり、パターン化できること。
②ロジックのステップ
演繹・機能を駆使し、明快なスタンスを取ったメッセージを出すこと。
③アウトプットのステップ
-メモ書き(カフェでチラ裏に適当に)
-チャラ書き(ドラフト等数回は書き直す)
-ホン書き(1枚の資料に付き30分以内で、オーバーするようならチャラ書きへ戻る)
また資料のひな型をつくること。色分けは極力避けること。
④コミュニケーション
・まずやってみて、その後軌道修正を行う。
・出発点の望ましい姿とは、聴き手像を120%分析し、さらにその後変化することを織り込んでいること。
・着地点の望ましい姿とは、以下のような状態。
-資料は永遠に未完であるという意識(完成させるものではない)
-ストーリーラインが面白いこと(相手に刺さる)
-スタンスを常に取って主張をすること
■本書を読んでいて気付いたこと
・パターン化は作業効率を高め、創造性を生むための時間を捻出してくれる
・「スタンスをとること」「事実からメッセージを解釈すること」はやはり大切(最近よく意識している。日本人が苦手なことなんだと。)
・結局資料は手段であり、内容が伝わりさえすれば結果的には良い。さらにその先の現場で結果を出せることが大切。
■物足りなかったこと
・ストーリーラインの作り方に関する説明がほぼ皆無。個々のスライドの作り方は非常に参考になるし即効性がある分残念。ここはグロービスで勉強かな。
・例示されているチャートの主張が分かりづらいことが多少ある。体言止めは極力避け、動詞で締める方がいい。
こんなところでしょうかね。
この資料作成術を使いこなせれば、確かに時短になってもっと必要とされているところに時間を割けるような気がしたり。
さー大分睡魔に襲われてきましたが、あと1時間だけ勉強するぞ・・・!