ないものねだいありー

気づけば中堅社会人になった、30代中盤社会人の内なる思考をこぼしていきます。読書メモ多め。グロービスMBA修了。

6/4 先読み行動

最近、「前職の時にはできていたのに今はできていない」行動がいくつかあるように感じている。

なんとなく、転職直後で掴み切れていないから、という要素だけでは説明し切れないパフォーマンスの低下ぶり。真綿に絡みとられているような、行動の遅さ。そんな感じ。

 

これについて、いまいち上手く言語化できていなかったが、今日一つ気づいたことがある。

転職以降、「先読み」の行動ができていない。この先には何があるのか、とか、ゴールから逆算すると今そして少し先に何をしなければいけないのか、とか、先々のことを考えて今周りから巻き取れる仕事はないか、とか、そういう思考が働いていないのだ。

 

この先読みをするためには、ゴールを定義し、内的な現状の分析をし、外的な環境変化を見据え、課題を導くプロセスが欠かせない(この時、内・外は、会社単位や場所単位でそれぞれ主語が変わってくる)。

特にMBAに通っていた時に、常日頃からやっていたことなはずだ(もしかすると、前職の最後の一年間で劣化したという説もある…というかそんな気がしてきた)。

 

どうやらこれは意識の問題であるようで、これがそもそもできてない、ということに自己認識ができた今、色々と先回りして行動できそうなことが見えてきた。

この「先読み」をする意識を常に保ち、受け身の姿勢をやめていけば、自ずとパフォーマンスも上がっていくだろう。

 

他にも「ケータイを我慢できない」「一つのことしかできない(記憶力が低い)」「早く家に帰りたいモチベーションが高い(これは悪いことではないが)」「視座が低い(経営者視点のイシューが見えていない)」など気になることもあるので、この辺りを少しずつ分析しながら、パフォーマンス向上を心がけていきたい。

6/3 朝の時間の戦略的な使い方

最近、1歳を過ぎた娘が早起きするようになった。

本当は7時くらいまで寝ていたいんだけど、6時半〜早いと6時に起きてしまう。。

自分はその時間まだ眠いので、覚醒した娘をよそにリビングで寝ているんだけど、それだと疲れは取れないし朝の時間を無駄にするし、正直いいことない。

 

なので、これを逆手に取って、朝に色々やるようにすればいいのではと考えた。

今夜に済ませている家事とか、勉強とか。会社に早く行くのもいい。

 

戦略とは、目的に対する資源活用の指針、という考え方がある(音部氏)。

目的を例えば読書時間を作ることとすれば、子どもに朝強制的に起こされるのは資源とも取れる。この資源を活用するために、朝子どもに起こされてからしっかり活動を開始し、早く会社に行くか、夜にやるはずの家事をすませるか、どちらかすれば良い。

人間の生理的に、outcomeを最大化するなら知覚的疲労がたまっていない朝に勉強するのがいいので前者かな。

 

早速明日から、少しずつ、行動を変えていこう。

6/2 人を惹きつける「間」

今日は仕事でお客さん向けのイベントに参加。

職場や製品について案内する機会で、自分も色々と話をさせてもらったが、やはりその道でずっと生きてきている先輩はすごい。話の仕方や一つの動作で聴衆を惹きつける力を持っている。

 

その違いは一言でいうと「間」なんだと思う。

言葉の間、動作の間。単語をわかりやすく区切って話す、身振り手振りを丁寧にわかりやすくやる。

それに加えて、気持ちの間、と言えばいいのか、そんなものも感じた。会話の中で、相手のテンポから少しだけ間をおいて話す。寄り添った接客をしつつも、少しだけ距離感は残しておく。こんなことをすると、相手に「お?」「なんか気にならるなこの人」と、そんな気持ちになるのかな、と思った。一種の「不思議ちゃん」要素なのかもしれない(その人は不思議ちゃんではないけど。独特さを生む要素、と言えばいいのか)

 

少しでも意識して取り入れたい、言葉と動作と気持ちの間。

そんなことを考えた一日でした。

5/30 春眠暁を…

今日の長野はとっても気持ちがいい天気だった。

カラッと快晴、気温は程々、木々を揺らす心地よい風。外に出て昼寝をしたいような、まさに春から初夏にかけての陽気だった。

 

…そんな気候のせいか、とにかく眠かった午前中。いや、昨日の出張疲れが残ってたというのもあるんだけど。というか、元を正せばその前に(オリンピック申し込みで)夜更かししたってのがあるんだけど。

 

まあちゃんと寝ないとね。1時過ぎたら寝よう。。。

 

5/29 具体的な言葉でアウトプットをすることへの意識を

マーケティング系の議論をしていると、ともすれば抽象度が高い言葉を使いがち…というか、逃げがちだと最近痛感する。
例えば、◯◯な感じ、とか、××のような、とか(◯◯や××には、もっぱら形容詞や抽象度の高い名詞が入る)。
自分は雰囲気で会話していることが多い。

 

もちろんこれは自分の未熟さ故なのだが、議論の中でトップマーケターの人を観察していると、情緒的な内容について話すときにも、具体的な言葉を用いて会話していることに改めて気づく。
端的な例としては、ブランドやペルソナのイメージを伝える時。上記のような抽象度の高い言葉ではなく、さまざまな既存のブランドを例にあげながら、表現したいニュアンスを伝えてくる。すごい。

 

すごい、と感じる点、見習いたい点は2つある。

一つは、引き出しの多さ。とにかく表現のストックが多い。日常から意識的・無意識的どちらにも、いろいろな情報に触れているのだろう(そう言えばテレビがすごい好きと聞いた)。
さらに、ただストックが多いだけでなく、一つ一つの情報を消化し、彼なりにきちんと整理している。だから、伝えたいイメージに合わせて、すぐに適切な言葉を引き出してくることができるのだ。

もう一つは、伝えたい情報の解像度が高いこと。自分より、イメージを細部までとてもクリアに頭のなかで描いているのだと思う。だから、細かい点までYes/Noを伝えることができる。

前者ももちろんだが、後者の力がよりすごいと感じている。

 

そんな彼に少しでも近づくために、今日は少し行動(というか発言)を変えてみた。

仕事で横浜の桜木町〜関内あたりを久しぶりに歩いていたときに、とっても「なんかこの雰囲気、横浜っぽい」と感じた。のだが、それをただそこで済ますだけではなく、自分はどんな要素について「横浜っぽさ」を感じたのか?を考え、言葉にしてみた。

これが意外と難しかったのだが、都会にしてはそこそこの広さの道路(たぶん国道)に車が並んでいる感じ、土手はないけど街中に川と橋がある感じ(海が近いから)、やや古めな雑居ビルとマンションが立ち並んでいる感じ、あたりに、「素の横浜」らしさを感じたのだな、と思ったのだった。

 

こうやって、具体的な言葉で表現してみることは、アウトプットを通じて自分の感性を磨くことに繋がるんだろうな、と、やってみて感じた。
ポロッと今日言われた「センスいいから」という言葉はとっても励みになった。きっと本心で言ってくれたんだろう。それだけに、この先の成長のためにインプットを増やすことはもちろんなのだが、それだけでなく、自分の中のストックを使って情緒的なイメージを表現する練習は、日常生活の中で今後取り入れていこうと思う。

5/28 ビジネスレポートは文章によるプレゼン

最近毎日反省が多い一方で、きちんと振り返りができていないため日々の学びが薄い。
インプットの絶対量自体が落ちているのもそうなんだけど、そもそもPDCAのCがちゃんとできていないからその後のAの精度も上がらない。

ということで、最近サボっていた日々の反省ブログを再開しようと思う。一言でもいいので、その日の振り返りと反省(良かったなら良かったことでも)を書く。毎日の質はまちまちでかまわないから、とにかく続けることを最優先とする。

・・・この、継続ってのが、結構難しいんだよなあ。でも一言でもいいから、がんばろ。

 

***

 

さて、一言でいいと言いつつも、再開初日なのでとりあえずはPCよりそれなりにきちんと書いてみる。

ここ数日の業務において、とある賞の獲得を目指すために、外部の審査団体に向けたビジネスレポートを書いている。その筆が、なかなか進まない。正直GLOBISのレポートでもこんなに筆が進まなかったことはなく、あまりの遅さに自分の文章力がガタ落ちしているのではないかと思ってしまう程だった(実際落ちているのかもしれないが・・・)。

しかし、こうしてブログを書くときはめちゃくちゃ眠い中でも書きたいことがあるからそこそこスムーズに書けるし、そもそも物書きは得意というほどではないにしても、そこまで苦手な意識はなかったはずだった。なのにものすごい時間がかかる。これは異常事態だ・・・
そう思って、そもそもなぜこんなに時間を要してしまうのか、その原因を簡単に考えてみた。

 

文章を書くときにスピードが落ちてしまうパターンとして一番わかり易いのは、内容が固まっていないからということである。これは言わずもがなで、考えながら書いていたら当然遅くなるし途中で収拾がつかなくなって初めからやり直すということにもなりかねない。

ただ、今回はある程度書きたいことが固まっているのにもかかわらず筆が進まないし、逆に今みたいに考えながら書いても対してスピードがおちないこともある(今は眠くて進みが遅かったりするが)

つまり、内容が固まっていないから、というだけでは、「物を書くのに時間がかかる」という現象を説明することができないのだ。

 

こう考えたときに、「物を書く」という中の「ビジネスレポートを書く」ということの特性を考えてみると、少しその原因がわかるような気がした。

ビジネスレポートの場合、書く側にはその時の立場および何らかの目的があり、また読む相手がある程度決まっている、という特性がある。基本的には、書く側は読む側に対して、読後に何らかのアクションを期待して書く。

この考え方は、プレゼンテーションとすごく似ている。というか、メッセージの伝え方がリアルのプレゼンから文章に変わっただけだ。

 

こうなると、今回やたら時間がかかることがもう少し説明できる。

一つは、自分が「どんな立場で書くか」が定まっていなかったこと。もっといえば、自社の立場で書くべきなのに、やたらと評論家然としてしまい(これはグロービスのレポートの癖だと思うが)、リアリティを持って伝えられる文章になっておらず、そこで試行錯誤を繰り返してしまったこと。
もう一つは、「文章のスタンス」が定まっていなかったこと。相手に対してどんなトーンで語るのか、それが不明瞭なので書くのに時間がかかるということ。
あとは「相手の関心」を押さえることも要素の一つだが、これに関してはまあまあできているのではないかと考える。

 

このようなことを考えると、もっと自分の立場をクリアにして、スタンスをとることができれば、(伝えたい内容が固まっていることを前提として)もっとスムーズに書くことができるだろう。
もう時間に迫られている中だが、このことを考えながら、明日から残り機関でなんとか仕上げたいなと思う。

 

 

 

5/22 徐々に慣れてきて

本配属から約3週間。と言っても、前半は研修の延長のような感じだったので、実働ではまだ10日位かな。
知識こそあれど経験のない世界に足を踏み入れ、自分よりもその道の経験が圧倒的に豊富な人たちと、ディスカッションを重ねる日々。
そんな環境に、徐々に慣れてきたと同時に自分の課題も見え始めてきた。

毎日反省が多いのだが、最近よく感じるのが、マーケティングブランディングの知識云々ではなく、前提となる思考力についてである。
端的にいうと、クリシンができていない。議論の表面をなぞったような発言しかできないことが多く、なかんか核心をついた発言をすることができていない。

原因はある程度わかっている。イシューに対して意識が足りない、そもそもの目的を考えるのを忘れている、という内部的要因はもちろんあるのだが、それを意識してもなおやってしまうのは、様々な議論に途中参加しているという現状がある。
すなわち、周りの人達はそもそもの議論をすでに通ってきている人たちであり、大本のイシューを確認するような発言を何処までしてよいのか、その距離感・バランス感覚を測りかねているのだ(自分が)。

これについては、正直環境に慣れるための時間が必要だ。その時間を少しでも短くするために、極力自分の立場から、鋭いイシューを立てて発言していくことを意識しないと行けない。

 

あとは、周りの人からの色々な評判を聞く限りだと、やっぱりMBAを持っているという「箔」のようなものは存在しているということを感じる。
その「箔」をメッキで終わらせないように、しっかりと学んだことを実務に活かし、自分にしか持てないような視点や考え方で様々な議論に参画していかないと。

 

最後に、勉強をもっとしよう。
本当はもっと書きたいけど、眠くなってきたのでこの辺で。