友であり、仲間である。
いつまでも悶々としているわけにはいかない。逆風かもしれないけれど、前を向いて、着実に進んでいく。そう決意した夜でした。
友であり、仲間である。
いつまでも悶々としているわけにはいかない。逆風かもしれないけれど、前を向いて、着実に進んでいく。そう決意した夜でした。
よく勉強した三連休だった。明けてしまったけど、備忘録として。
7/15(土)
・クラスの振り返り勉強会
→今期はイノベーションによる事業構造変革というクラスを受講しており、その復習。疑問点の洗い出しも含めて。0→1人材は育てられなくとも、ポテンシャルを発揮する環境づくりは制度によって整えられるという示唆。
・セクションの勉強会
→先日書いた記事。Be Sientificという言葉。謙虚な姿勢の中に熱いものを感じもした。
・某ケースコンペの勉強会
→敗者の戯れ。笑 予選敗退チームで、傷口に塩の塗りあい。いかに伝わっていなかったかということを痛感させられる一方、敗者だけで振り返ると所詮視野狭窄に陥ってしまうことにはこの時点では気づかなく…orz
7/16(日)
・ビジネスプランニングの打ち合わせ
→今期もう一つとっているベンチャー戦略プランニングというクラスの、サービス案についての打ち合わせ。自分の案をとりあえず進めることになりちょっと嬉しい。
このグループワークでは、チームを導くリーダーになるには、というのが個人的な隠れたイシュー。
・卒業研究の打ち合わせ
→1ヶ月後に迫る、テーマ選考にむけて勉強会。業界KSF、これを考えることの深みを体験。
競合とは、共通のKBFを満たそうとしている企業のこと、という定義がすっきり。言葉の選択は大事だ。
・某ケースコンペの振り返り、特別編
→インプリメンテーションのこと。これもとても大事。
眠くなってきたのでとりあえずここまで…
なんか、構図が似ている。「いじめはない」という学校と「問題はない」という企業の根っこは一緒なのかも。
なぜ続く“いじめ自殺” ~子どもの命を救うために~ | NHK クローズアップ現代+ http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4009/index.html?1500363789
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もう少し、どこが似ているのかと思ったことを追記。
・いじめが原因とみられる自殺をした生徒の保護者からの要請に従って調査をするも、「いじめはなかった」と判断
→客観的に定義が難しい問題については後の調査で何とでも言える。起こった異常を異常と判断しない空気と論理が、顧客をはじめとしたステークホルダーから上がった時点で既にできていると、何を言われても異常はなかったとの回答になるところが共通している
・事後調査の際に、適切な調査が行われていない(調査用紙にいじめ、自殺といった直接的な文言がない)。生徒を動揺させないためにということらしいが、学校として問題を認めない、大きくしたくないということが本音である
→途中で異常を異常と認めると、それまでの判断を従業員が訝しむことに繋がる。これを避けるべく、あくまで異常ではないという論理に基づいて調査をするという点。
・文科省の指導が入り、一転していじめの存在を認め、謝罪
→企業の場合は、国、株主、あるいは本社の経営層など、いろんなレイヤーがあると思うが、より強大なプレッシャーによって判断が変わるということ。ポジションパワーに弱い点、見方を変えれば白とも黒とも言える点が似ている
・周りの生徒で、その子がいじめられていると教師に進言していた人がいたにもかかわらず、生かされていなかった
→現場の従業員からのアラートが生かされないということ。発覚後に従業員がなんとも言えない気持ちになるあたりも同じ。
・いじめと断定して、間違っていた時のリスクが大きいので、断定できない
→つまり、トレードオフとなる何かが存在し、(事後から考えると明らかに)正しい判断をした際にも大きな痛みが存在していて、それが判断基準を歪めたということ。これは判断する層の本音だろう。
・一度「これはいじめに該当しない」と判断し、その判断を覆すことができず時間ばかりたっていった
→白とも黒とも言える事例だと、一度白と判断する意思決定をしてしまうと、その判断に基づいた論理構築をしてしまい、判断を覆すことが難しくなる。
結局、
・客観的に白黒判断することが難しい問題であること
・大きなトレードオフが存在すること
こんな特徴があると、結果的に間違った判断をしてしまうことに繋がる(あと、個人的には判断責任が一極集中すると助長するのかなという気もする。学校の場合はそれが担任と校長なのかな…)
これを避けるためにはどうするべきなのか、という点については…
・白と判断して実は黒だった時のリスクを事前にもっと評価する
・どちらに転んでもダメージが大きい物に関しては第三者の目を入れて客観的な評価と責任の分散を行う
このくらいだろうか。
もう少し整理して考えてみたい。。。
スポットを浴びたい、というのが根底にあるんだな、という自己認識。
悲劇のヒロイン症候群であることは、押さえてはいても残念ながら事実。
この自分とは、うまく付き合っていかないと。
この週末にグロービスであった勉強会で、日本を代表する企業のトップラインに立ち、世界を股にかけて活躍されていた方から聞いたお話しの中にあった言葉。
その方が掲げる、リーダーとしての4つの行動規範の1つ「科学的であれ」。リーダーとしての行動規範というと、マインド的な部分を語ったものが多いので、この言葉は非常に印象的だった(自分が理系であり、Scienceという響きに親近感を感じたのもある)。
これはどういうことかというと、要するに数字から少しでも違和感を見出し、変化を察知し、データに基づいて意思決定をしなさいということ。これだけ書くと極めて当たり前のことではあるが、リーダーの行動規範として掲げていること、および、残り3つの行動規範(Be Positive、Be Speedy、Be Aggressive)との組み合わせの中にあるからこそ強い意味を持つ。
リーダーは特にそうだと思うが、何らかの変化点を掴み、塩目の前の”Pre-潮目"を見つけたら、自分が正しいと確信している方向に流れを変えるべくたった1人でも主張しなければいけない。ただ、主張することは確信を持った者の責務だと思うし、はっきり言って主張するのは簡単だ。
難しいのは、反対にあってなお、主張をし続け、流れを作ることだと思う。ここで書いているような主張というのは、得てして不確実な未来のことであり、何らかの痛みや既存の何かとのトレードオフが同時に発生する主張である。当然、既存勢力から一定以上の反対は発生する。強い反対かもしれないし、自分が予期していなかった事情やファクトに基づいた反対かもしれない。あるいは、かわされるかもしれないし、丸め込まれるかもしれない。
こうして反対にあうと、半端な気持ちで主張をしていたのだとその主張が揺らいでしまう。不確実な未来であるがゆえに、主張に対する自信も失う。既存の流れに乗っていたほうが楽だからだ。
そう、気持ちに立脚して主張をしているとこういうことになる。だから、客観的なファクトが必要なのだ。リーダーとして、見抜いた潮目への革新を損ねることなく、抵抗にあってなお正しい方向に導くために、科学的であることは非常に重要な要件なのだ。
他にも多く印象的なことは語っておられたが、自分が一番心に残っているのはこのことである。
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最近・・・というほどでも最近ではないが、こうやって正しい方向に導けなかった、主張し続けることができなかったことに対する強い後悔を感じる出来事があった。ポジション的に自分には責任はない。だけど、そういう問題ではない。
Be Scientific、事実に基づき、気持ちの揺らぎを制御する。この精神を強く心に刻み付ける。
今日は某ケースコンペの反省会。
特別講師からのメッセージは「インプリメンテーションにおけるリアリティをもっともっと考えよ!」と、まとめられるかな。
インプリメンテーション(実行)における関係者は、大きく分けると、
・大本の再生/成長戦略を立てる、経営層
・戦略を具体化して現場に伝達し、執行責任を負う執行役員・部門長
・実際に現場で汗をかく、管理職および一般社員
この3つ。
ここでイシューが「戦略に納得してもらい、協力体制を獲得すること」とおくと、
掲げるべき必須の問いとして、
・私(=経営者)は、最初にこの戦略を伝えられる執行役員・部門長の目に、どう映っているのか?
・戦略を実行に移す際、最大の抵抗勢力は誰になるか?
・このような状況を踏まえた中で、最もスムーズに部門長および現場の社員に動いてもらうために、経営者はどんな振る舞い方が必要か?
これらは欠かすことができない。
事業のエコノミクスやKSF、戦略として整合したものを描くのももちろん大事だが、それ以上に「それで、このレポートやプレゼンを見せて、みんな動いてくれるの?」という問いを忘れてはいけない。
実際、リアルにおいては一番意識している点だよね。それをケースでもやらないと。
悔しいし、つつけばつつくほどあらが出てくるけど、やっと「リアリティ」について、少し消化できたかな。
あとは本戦の反省会を楽しみにしよう…
「持論化」ってほんと大事だと思う。定着しないと持論にはならない。
持論を持つきっかけって、人に教えるときが多いんだよなあ。自分1人でやってると感覚でやっちゃうけど、人には言語化しないといけないから。人に教えるためにアウトプットしたことが持論となり、その持論にツッコミを受けてアップデートし、それを繰り返すことで真の定着になるんだと思う。守破離のプロセスに似てるかな。